- ケイマン諸島
- Cayman Islands
ケイマン諸島の旗 ケイマン諸島の紋章 モットー:He hath founded it upon the seas 国歌:God Save the Queen 女王陛下万歳 - (206位)
公用語 英語 首都 ジョージタウン 君主 エリザベス2世 総督 マーティン・ローパー (Martyn Roper) 首相 オールデン・マクラフリン 面積 - 総面積 259 km² - 水面積率 (%) 極僅か 人口 - 推計(2013年) 53,737人 - 人口密度 207.4/km² GDP (PPP) (2004年) - 合計 3億2300万ドル 通貨 ケイマン諸島・ドル ( KYD
)時間帯 UTC -5 ISO 3166-1 KY / CYM ccTLD .ky 国際電話番号 1-345
ケイマン諸島(ケイマンしょとう、Cayman Islands)は、西インド諸島を構成する諸島の一つ。イギリスの海外領土であり、グランドケイマン島、ケイマンブラック島、リトルケイマン島の3島からなる。人口は57,570人(2012年)で、首都はジョージタウン。
歴史[編集]
詳細は「ケイマン諸島の歴史」を参照
1503年5月10日、クリストファー・コロンブスの4度目の航海中に発見された。無人島であり、岩と間違えるほどたくさんのウミガメがいたことからスペイン語でウミガメを意味するラス・トルトゥガス(Las Tortugas)と命名された。しかし発見当時アメリカワニも多く生息していたことから、カリブ・インディオの言葉でワニを意味するケイマナス(Caymanas)という名で呼ばれるようになり、それが現在の「ケイマン」の名の語源になっている。
1655年にオリバー・クロムウェル率いるイギリス海軍がスペイン領だったジャマイカを奪い、1670年、マドリード条約でジャマイカとともにイギリス領となった。ケイマン諸島の最初の住民はクロムウェルの海兵であるウィリアム・ボーデンで、ボーデンタウンという入植地を築き、20世紀初期にケイマン諸島の首都がジョージタウンに移るまでボーデンタウンはケイマン諸島の中心地であった。後は難破船の船員などと言われている。その後、海賊がケイマン諸島に侵入し、ケイマンブラック島にある洞窟に財宝を隠したと言われ、ロバート・ルイス・スティーヴンソンが書いた宝島のモデルにもなったと言われている。1961年に西インド連邦が結成され、1962年にジャマイカが独立するまでは、ジャマイカとケイマン諸島は一つの植民地として統治されていた。
2004年、ハリケーン・アイバンおよびケイマン諸島地震 (2004年)により被害を受けた。
政治[編集]
法[編集]
詳細は「ケイマン諸島の法」を参照
ケイマン諸島は、それ自体独自の法域である。
地図[編集]
行政[編集]
「ケイマン諸島の行政区画」を参照
ケイマン諸島は、6地区(District)に分かれる。
「ケイマン諸島の経済」も参照
ケイマン諸島は西インド諸島の中では生活水準が高い。主要産業は観光で、古くからスキューバダイビングの名所として知られる。タックス・ヘイヴンであるためオフショア・バンキングも盛んで、ここに資産運用会社や特別目的会社(SPC)を置く海外の金融業も多い。しかし租税回避やマネーロンダリングにケイマン法人が使用されることも多いため、OECDはケイマン政府に対し、透明性と実効ある情報交換を2005年までに実現するよう要求している。2010年には、英国のシンクタンクにより、世界第34位の金融センターと評価されている[1]。
交通機関[編集]
空港はグランドケイマン島のオーエン・ロバーツ国際空港がある。ケイマンブラック島にもジェラルド・スミス空港という空港がある。リトルケイマン島はエドワード・ボーデン飛行場があるが、一般の道路が滑走路代わりに使われており、小型機でしか着陸できない。
民族[編集]
電圧とプラグ[編集]
脚注[編集]
関連項目[編集]
- タックス・ヘイヴン
- ケイマンゴルフ
- ISO 3166-2:KY
- 富樫敬真(FC町田ゼルビアのプロサッカー選手。彼の名の由来はケイマン諸島から取られている。)
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